ミステリと言う勿れ 漫画名言集

ヒューマン

「ミステリと言う勿れ」の映画がいよいよ2023年9月15日から始まりますね!!

「ミステリと言う勿れ」は田村由美さんという

漫画家さんが描いてるのですけれど、

田村由美さんが描く漫画はどれもこれも、ものすごい面白くて、

読むだけで色々物知りになれます!!

「7SEEDS」は個人的に一番ハマった漫画なのですが、

田村さんは、実は未来に行ったことがあるんじゃないかと思うくらい、

人類滅亡後の日本がリアルに書かれています。

「ミステリと言う勿れ」は、「7SEEDS」に比べ、

生きるか死ぬかのドキドキハラハラはなく、ほんわかしている漫画なのですが、

主人公の「久能整」くんがとても変わってる子なんです。

久能くんの言葉はいつも「ははーーーん」といわされます。

他の登場人物のセリフもなかなか深いんですよ。

そんな久能整くんの名言ともいえるセリフ・・・

私が唸ったものを中心に集めてみました。

「ミステリと言う勿れ」名言・・・久能整(くのうととのう)

生き物の多くは父と子供が一緒に暮らさない。子供が大人になって、父親と知らずに会ったりする。そこで生まれた子供は遺伝子的に弱いわけです。だから遺伝子レベルで警戒警報を出してる。育て方を間違ったとおっしゃった。でも逆です。正しく育ってる。これを寂しいと思う乙部さんはちゃんとお子さんと向き合ってきたと思います。

整くんが、大学の同級生の殺人事件で、容疑者に疑われた時、

乙部刑事が、反抗期の娘の愚痴を言った時に、その刑事に言った言葉です。

年頃になっても娘がお父さんと結婚したいとか、

息子がお母さんが大好きすぎるとかは生物学的に異常なんですよね。

遺伝子って本当によくできていると思います。

年頃になって、父親を汚らしく感じてしまうのは、

自分の意思のようで、実は自分の意思ではない。

遺伝子に組み込まれたシステムの一つだと思うと本当に不思議です。

そして、私は、こんな発言をしてしまう整くんは、

普通の大学生だとは思えないです(笑)

ゴミ捨て・・・どこからですか?おたくにゴミ箱いくつあります?ゴミ捨てって、家中のゴミを集めるところから始まるんですよ。分別できていなかったら袋を取り替えて、生ゴミも水切って、ついでに排水口の掃除もして、ゴミ袋の在庫があるかチェックして、そうやって一つにまとめるんですよ。それで感謝しろって言われても、奥さん体がしんどいじゃないですか。

妊娠中の奥さんがいるのに、忙しいことを理由に家に帰れていない若い池本刑事。

ゴミ捨てはやっているから、奥さんに少しは自分のことを感謝してほしいと

抜かした時に整うくんがビシッと言った言葉。

確かに!!ゴミ捨ては、ゴミを捨てるだけじゃない、集めるところから「ゴミ捨て」

私は、なるほどなあと感心しました。世の中の夫は全員知った方が良いです(笑)

いやー整くんは、カレー好きな普通の平凡な大学生ですよ??

世の中の奥さん、スカッとしたんじゃないですか?

例えばAとBがいたとしましょう。ある時階段でぶつかってBが落ちてケガをした。Bは日頃からAからいじめを受けていて、今回もわざと落とされたと主張する。ところがAはいじめている認識など全くなく、遊んでいるつもりでいる。今回もただぶつかっただけと言っている。どっちもウソはついていません。この場合、真実ってなんですか?真実は人の数だけあるんですよ。事実は一つです。真実とかいうあやふやなものにとらわれているから冤罪事件を起こすのでは。

自分が殺人容疑者に一方的に疑われたときに、第3者の目撃者がいないことで、

いかにその分析はおかしいと言うことを上記のように伝える整くん。

事実は一つ。事実とは「起こった事件」。

警察が調べるのはあくまでも「事実』と言っています。

結局、冤罪が元に、間違った人が殺されてしまうという悲劇が起こったのですが、

刑事が冷静に対応していれば、起こりませんでした。

「真実」と「事実」は似ているようで全く異なるものなのですね。

薮さんの真実は薮さんにしかわからないし、僕の真実は僕にしかわからない。僕は確かに親のすねかじりで、働いたこともなく、ヨメも彼女もなくぼーっと生きています。ただ、僕は子供を持ったことはないですが、子供だったことはあります。親になったら忘れてしまうのかもしれませんが、僕は今、子供の立場でものを言っています。

仕事にかまけて、家族と向き合ってない!!と整くんに指摘された藪刑事が、

「子どもを持ったこともないくせに」と整くんをバカにした時に、反撃した言葉。

結婚していない人や、親になったことない人はいるかもしれませんが、

子どもの経験がなかった大人はこの世にいません。

まさに、の言葉にぐうの音も出ませんよね。

薮さんは50代?くらいのベテラン刑事です。

そんな偉そうなおじさんが、大学生にサラッと言われてしまうのがとてもシュールです。

池本さんは、お子さんを奥さんの付属物だと考えてないですか?だから「参加する」とか「手伝う」なんて言葉が出るんじゃないですか。子供を産んで女性は変わると言いましたね。当たり前です。ちょっと目を離したら死んでしまう生き物を育てるんです。問題なのは、あなたが一緒に変わっていないことです。

出産した嫁がピリピリしてると愚痴りにきた池本刑事に整くんが言った言葉。

本当に、世の中の夫、全員に一度は知ってほしい言葉です(笑)

特に、最後の文は、多くの夫婦の問題の根本的な原因になっているのではないかと

私は思います。

一緒に変わること。大切ですね。

溺れた時は手を挙げちゃダメなんです。人は水の中にいると体の2%だけ水の上に出るんだそうです。つまり手を上げてると。その手が2%になっちゃって顔が水の上に出ないんです。だから2%に顔がくるように浮くのが溺れないための秘訣だそうです

溺れて死にたくない!と話した淡路一平に整くんはアドバイスします。

2%の法則は私も知りませんでした(笑)

知らなくてもすごく困るわけではないけれど、知ると「なるほどなー」と思います。

ただ、手を挙げないと、溺れかけていることを気づいてもらえなさそうですが(笑)

欧米の一部ではいじめている方を病んでいると判断するそうです。いじめなきゃいられないほど病んでる。だから隔離してカウンセリングを受けさせて癒すべきと考える。日本は逆です。いじめられている子をなんとかケアしよう、カウンセリングを受けさせよう、にげる場を与えよう。でも逃げるのってリスクが大きい。学校にも行けなくなって損ばかりする。

これは結構よく言われていることですよね。

いじめられている方をなんとかしようとする日本の学校教育は遅れていると。

この言葉を整くんから聞いて、ずっといじめられてきたのを

自分のせいだと思い込んでいた淡路一平くんは、心が軽くなります。

こういう考え方が浸透すると、

日本はもう少し住みやすくなるのかもしれない・・・と思います。

映画とかでよく、これから訓練とか練習とか何かを始めますって時、音楽が流れて、日数だけがどんどん過ぎる映像になったりしませんか。そこが一番難しいのに!習慣にして毎日休まずちゃんと続けるって一番そこが難しいのに!映画はサラッと流すんですよ。はい毎日やりましたって。一体どうやって!どうやったら毎日続くのか、そこを言ってほしいのに。

あああーーすごい納得しました。

確かに、こういうシーンはいつもサラッと流されますよね。

きっと、毎日毎日同じことの繰り返しだから、絵的にも、話に展開的にも、

普通に流すととてもつまらないのでしょう。

しかし、「そこ」こそが一番難しいことであり、

かつ重要であると整くんは言っているわけです。

元カレはイカダでも作って大陸に渡ったんですか?飛行機を飛ばしたのは誰だと思っているんだろう。その毎日コツコツ時間を守って働いてる人がいるからバスも電車も飛行機も動くんですけど。飛行機の機内食だって、誰かが作って運んで提供してくれるわけで。大陸に行ってから生活できたのも誰かが毎日作って運んで売って処分してそれをしてくれるからで、綺麗な街中だって。掃除をしないとすぐ砂に埋もれるんですって・・・その元カレが山奥で自給自足でやっている人でない限り、話を聞く必要はキッパリないです。

元彼に常に自慢され、下に見られて、バカにされてきて、

自分に全く自信がない女性が整くんに言われた言葉。

確かに、この言葉を聞くと、誰の言うことも聞く必要はないし、

この社会はみんなで助け合って協力し合って成り立っているもので、

誰か一人で成り立っているものでは決してないと言うことなんですよね。

「自分がどうしたいのか」「どう在りたいのか」が大切なんだと私は思いました。

人の為とかいて偽(にせ)になる不思議

徘徊するおばあちゃんの対応について。

日本の福祉は、「安全が」とか「本人のため」とか言いながら、

結局、見る側の都合のために拘束したり、本人の活動する自由を奪っていますよね。

「人の為、とかいて偽(ニセ)」

人のために・・・と言っていても、深層心理を見ると実は自分のエゴだったり、

承認欲求を満たしたかっただけだったり、これは割とよくある話だと思います。

しかし、当の本人は「本当に良い」と思ってやっているからタチが悪いのです。

 

どうですか?

「ミステリと言う勿れ」なかなか深くて面白いでしょう??

映画では、どんな言い回しになるんでしょうかね。

漫画との違いを見つけてみても面白いかもしれません。

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田村由美さんは「ミステリと言う勿れ」原作者 田村由美さんは「ミステリと言う勿れ」の原作者。 30年間ヒット作を出し続けている、ベテランの超大人気漫画家さんです。 1962年生まれ和歌山県出身。 1983年に小学館 別冊少女コミックの「俺たち...

 

 

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