ときめきトゥナイトに出てくる未来の扉や妖精界??今読んでも違和感ない理由。

ラブコメ

「ときめきトゥナイト」は1980年代に

少女まんが雑誌「りぼん」で連載されていた漫画です。

間を空けずに、並行してアニメも放映されていましたが、

その後はアニメの再放送されていませんし、

人気漫画によくある実写ドラマや映画化なども一切されていません。

それにも関わらず、いまだに熱烈なファンがいて、

娘から孫へと世代を超えて楽しんでいます。

今年の7月には「ときめきトゥナイト展」が全国各地で開催されるんですよ!!

詳細はこちら

かくいう私もチケット購入してしまいました♡

リアルにりぼんを買って読んでいたので本当に楽しみ♡

 

今、「ときめきトゥナイト」をあたらめて読み返してみても、

要所要所に昭和を感じる描写はありますが、

ストーリーに違和感がそこまでないんですよね。

その理由を考えてみたいと思います。

ときめきトゥナイトが今見ても違和感ない理由「スピリチュアル要素満載」

「ときめきトゥナイト」は昭和57年に連載開始されました。・・・1982年です。

今のようなスピリチュアルブームは来ておらず、

「スピリチュアル」という言葉もなかった気がします。

どちらかというと、当時の私の記憶にある「今でいうスピリチュアル」といえば、

今と全然イメージが違っていて、おどろおどろしいものでした(笑)

私の中では、丹波哲郎の「大霊界」や宜保愛子さんなどが有名でしたね。

オバケとか、超現象とか・・・

はい、「昭和のスピリチュアル」は、ずばり「オカルト系」に寄っていたと思います。

ときめきトゥナイトのスピリチュアル要素「過去生」

今でこそ、輪廻転生が当たり前だと考えられ、

「過去生」についても語られるようになっていますが

当時は、そこまで馴染みがなかった「過去生」。

ときめきトゥナイトではズバリ描かれているんですね。

蘭世と真壁くんは魔界の王子と姫の生まれ変わりで、

真壁くんのライバルのダーク・カルロは

その王家の血筋を引き継いでいる人という設定で描かれていました。

その縁の深い2組が出会ってしまい、

物語はさらに展開していくことになるのです。

私がいつも思うのは、

「今の自分」は過去生から引き継いでいる自分の「魂」と

家系から継続されてきた「血縁」

この2つが見事に合体してできています。

令和の今でこそ、このことはとてもよくすんなりと頭に入ってくるのですが、

当時小学生の私は、ここまで理解できませんでした。

当時なかなかメジャーじゃなかった「過去生」について描かれていること、

「ときめきトゥナイト」が今も楽しめる理由の一つだと思っています。

今だからより楽しめるのかもしれません。

蘭世と真壁くんは現代的に言えば

過去でも縁の深かった「ソウルメイト」ということになりますね。

ときめきトゥナイトのスピリチュアル要素「未来の扉などで未来と過去を行き来する」

蘭世の家の地下にある「扉」は3種類あって、

「魔界への扉」「過去への扉」「未来への扉」がありました。

その扉を行き来して、蘭世は真壁くんを助けたり、秘密を知ったりしていきます。

「ときめきトゥナイト」のスピンオフ漫画、望里の話では、

蘭世が、自分の命をかけて(お父さんが死んでしまったら、自分は生まれないことになるので、この世から抹殺されてしまう)

自分が生まれる前のお父さん(望里)を助けに行ったりしましたね。

ただ、未来は「半分は自分の思いが影響されている不確かなもの」ということでした。

未来は、真壁くんが神谷曜子と付き合っていて、

自分はパッと冴えない大人になっているのを見て、

蘭世は傷ついたりしていたこともありましたが、

これは全部片思い中の蘭世の心もようが現れたものです。

この辺も「潜在意識」のことが描かれていて面白いなあと思います。

さて、未来を行き来するといえば

私は「バックトゥーザフューチャー」が真っ先に思い浮かぶのですが、

バックトゥーザフューチャーは1985年なので、

ときめきトゥナイトより後なんですね。

とすると、やはり「ときめきトゥナイト」って

画期的なマンガだったんだなあと思います。

ちなみに、私が大好きな、ときめきトゥナイトの未来の扉のエピソードでは、

なかなかプロポーズしてくれない真壁くんにヤキモキして、

結婚しているかどうか未来を見に行ってしまえ!と蘭世が未来に行った話です。

(以下、ネタバレ注意)

そこで真壁くんの将来の子どもにあって、

真壁くんが奥さんのことを常に「おい」と呼んできたため(笑)

その子のお母さんの名前が蘭世かどうかはっきりしなかったものの(その子がお母さんを「おい」って名前だと思ってたって、可愛すぎる)

真壁くんと奥さんとその子が幸せに暮らしていることを知って、

自分が真壁くんと結婚できるかどうかは、もうどうでもいいと現代に帰ろうと思います。

そして真壁くんの将来の子どもに、帰り際にある「ブローチ」を見せてもらうのです。

その「ブローチ」は真壁くんが奥さんにプレゼントしたもので、

奥さん(お母さん)からもらったものだとその子どもは言います。

そして、それからしばらくして、時はクリスマス・・・

真壁くんからもらったプレゼントがまさにそのブローチだったぁああ!!

という、思わず叫んじゃいそうな(私は叫びましたがw)エピソードなんです。

こういう演出?伏線回収?が本当にときめきトゥナイトは面白いなあと思うんです。

ときめきトゥナイトのスピリチュアル要素「魔界と人間界、妖精界、冥王界の存在」

「ときめきトゥナイト」を好んで読んできた人にとっては、

人間界以外の世界のことなんて「へ」でもないと思います(笑)

「ときめきトゥナイト」に夢中になる中で、

この世界以外の世界があることを自然に受け入れられました。

「この世」「あの世」「地下世界」「宇宙人」

都市伝説並みの話ですら、私は「ときめきトゥナイト」から学んだ気がします。

「ときめきトゥナイト」のなるみ編では、「妖精界」が出てきます。

もう何が出てきても驚かない私がいますね(笑)

ときめきトゥナイトのスピリチュアル要素「蘭世の潜在意識の描写」

蘭世と真壁くんが冥王ゾーンから地球を守れるかどうかの

最後の切り札は「蘭世の無償の愛」だったのですが、

その時に蘭世が笑顔満開の姿が描かれているのです。

私はこれが蘭世の「無償の愛=潜在意識」だと思いました。

鬼滅の刃でも竈門炭治郎の「潜在意識」が「澄んだ青空」として描かれていましたが、

ときめきトゥナイトの蘭世の「潜在意識」は

「満面の笑顔で手を広げている蘭世」なんです。

潜在意識とは、自分が意識として認識できない「無意識」の領域のことで

普段は、全く関与できない意識の部分なのですが、

寝入り端や寝起き、瞑想状態の時に触れられやすくなると言われています。

寝しなや寝起きの頭が起きていない状態の時に、

いいイメージをするとそれが叶いやすくなると言われているのは、

潜在意識に触れられるからなんですよね。

ときめきトゥナイトが今見ても違和感ない理由「多様性について描かれている」

今の時代は「多様性」が求められていますよね。

男女機会均等法が施行されたのは、

ときめきトゥナイトがすでに連載されている昭和60年のことです。

この法律は企業に勤めている人が、

性別を理由に差別されないようにというものですが、

そこから、「性別」「障がい」「国籍」「年齢」などにも広がっていきました。

今では、ダイバーシティ&インクルージョン」(多様性&受容)や

「LGBD」(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランジェンダー)

という考え方が、社会に積極的に取り入れられるようになりましたよね。

「ときめきトゥナイト」はまさに魔界人の蘭世が、人間界の真壁くんに恋をして、

魔界と人間界の違いに悩み、真壁くんが魔界人とわかったあとは、

王家と一般人という身分お違いに悩むわけですが、

愛に身分の違いも世界の違いも何もない

そこをなんとか愛で克服しようと頑張る話なのです。

魔界人自身も、見た目や身分や種族でいろんな姿や形があり、

まさに多様性の多様性を極めています。

第二部のなるみ編では「妖精界」加わり、

本当に多様性を極めた、いろんな人?が出てきます。

「ときめきトゥナイト」今読んでも楽しめる理由「まとめ」

ときめきトゥナイトに出てくる魔界や冥界、妖精界という異世界は、

現実世界とは違ったルールや価値観が存在する場所として描かれています。

しかし、魔界と現実世界の間には、繋がりがあり、

両者が影響しあっている様子が描かれています。

私たち自身も、異なる文化や価値観を持つ人々と交流し、

異なる世界観を理解することで、

より広い視野を持つことができるのではないでしょうか??

ということを「ときめきトゥナイト」は

今現在もなお私に訴えかけてくるのです。

今でも違和感なく楽しめるのは、そんな理由だからだではないでしょうか。

 

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